平成21年度自主企画事業実施報告

・パネラーからの提言


◎ 函館市町会連合会     敦賀敬之 会 長


提 言   [地域活性化とは誰のためにあるのか?]

◆ 誰のため・なぜに組織化されているのか?
・住民同士の助け合い、支え合いが安全、安心な地域づくりを推進する。
・生活上の必要性から生まれる、町内会活動が望ましい姿。
・町内会福祉活動での関係機関との連携「社協・民児連」

◆ 地域の活性化とは!
・活性化のための地域組織、コミュニテイ・プラットホームの立ち上げの必要性。
・地域の活性がなく、町会活動・住民福祉の向上・地域の協力は得られない。

◆ 地域の役割で“今”求められているものは!
・地域の支え合いと、これからのコミュニテイ。
・高度成長による町内会必要性の変化と、世帯構造の変化。
・住み慣れた地域で安心して暮らすため、地域が、今何をすべきか。

◆ 安全・安心の子どもの居場所をどのように支援すればよいか?
・安全、安心な地域づくりを目指し、地域の老若男女を問わず、一人の不幸も見逃さない、住み良い街づくり運動。
・少子高齢化時代に対応した、青少年の健全育成と、町内会活動の推進。

◎函館市地域交流まちづくりセンター 丸藤 競 センター長

提 言   「まちづくりに人材をどう活用するか?」

★ まちづくりの活動の現状は!
・“まちセン”がオープンしたことにより、拠点ができ、活性化してきた。
・ここ数年で、様々な活動団体が生まれ、幅が広がってきている。
・若い世代(二十代後半)を中心に、あたらしい波が起こっている。
・まだまだ行政に押し付けている人が多い。
・活発に活動している人と、何もしていない人の差が激しい。

★ まちづくりに必要な人材とは!
・興味のあることや、やれることを持っている人。 ・楽しめる力、分らん力、がある人。
・自分から動ける人。 ・保護色人間にならない人。 ・現場力のある人。

★ まちづくりに子ども達の役割は!
・子どもは、まちづくりのリトマス試験紙。 ・子どもは、まちづくりの機関車。
・子どもは、まちづくりの栄養剤。  ・子どもは、まちづくりの羽根布団。

★ 子どもの居場所をどのように確保するか!
・手 順
@ どんなタイプの居場所にしたいのか、をイメージする。
例えば;「自然発生タイプ」「単独タイプ」「カフェタイプ」「併設タイプ」
A それぞれに応じた、「ひと」「もの」「おかね」の確保のしかたを考える。
B 情報(口コミ)作戦で、地域に知ってもらい理解してもらう。
・コ ツ
@ みんなが主役。みんなで創る。 A 無理しない。無理させない。締め付けない。
B 「やすらぎ」「見つける」「つくる」「つながる」がある場所にする。


◎函館移住者サポートセンター  高橋良子 アドバイザー


提 言   「移住者の視点から何が見えますか」

● 函館市他都市と比較して
・行ってみたい都市1位 ・第2の故郷は、自然・文化・人情すべてがある街 ・函館山からの景色は、移住の地として選んだ気持ちを十分に満足させる。
・移住者の方も、早く街になじみたい、役に立ちたいと考えている。
<例>『傾聴の会』『街頭での朝の交通安全指導』

● 移住者から見た地域活動の活性化について
・函館港祭り→最高の盛り上り ・地域活動は活発→一部の人に浸透していない ・開港150周記念など、
市民の盛り上りがいまいち。…周知の方法を考える必要。

● 他都市と比較して子どもの居場所(遊び場など)の環境は
・近所の公園など平常子供の姿を見ることが少ない。 ・子供の居場所としての公園・遊戯施設が少ない。
函館公園・昭和公園・四季の杜→雨天・冬季など全天候型の遊び場がない。

参加者によるパネラーとの質疑応答状況