平成21年11月06日
北海道放課後子供プラン推進事業研修会支援活動

函館生涯学習インストラクターの会
指導者(まなびの達人・遊びの達人)

大山勝男・石崎靖子・武部祐子

北海道放課後子供プラン推進事業研修会
主催 北海道・北海道教育委員会

受講対象者
 各管内の市町が実施する放課後対策事業に係るコーディネーター、安全管理委員、学習アドバイザー及び放課後児童健全育成事業に於ける指導員及び市町職員

『子どもと向き合う実践力を身に付けよう』

A昔遊び入門

◆ 遊びの定義
広辞苑 ・あそぶ……日常的な生活から、心身を開放し、別天地に身をゆだねる意味。
・あそび……遊ぶこと(あそび友達・あそび仲間)、遊戯(踊り・歌う等)あそび駒等

◆ なぜ遊びが必要か?
・遊びとは、どんなことですか? 例えば、車のハンドルに必ず遊びがあります。同じ理由です。
大人たちは、仕事を忘れて全く関係のない「あそび」」に没頭することによって、気分をリフレッシュさせ、新たな活力を得ます。また芸術や学問においては、一見、目標とは関係ないような「あそび」」の部分を通して、新たな発見や創造が導かれることも多い様です。「あそび」は、いわば私たちのエネルギー源なのです。
・子どもたちの、「あそび」にはもう少し異なる意義があります。子ども達の遊ぶ時、それは将来の社会生活における技術の基本を学んでいる様に感じます。例えば「お店やさんごっこ」をする時、
子ども達は、自然に「お店屋さんの役割」と「お客さんの役割」を演じています、子ども達は現実の生活の中では、店主ではないが、架空の遊びの中では何んでも自由に何かに変身し、失敗してもやり直しができます。

▲そうした経験を通して、人間関係のルールや仲間づくりなど自然体に学ぶ心得となります。
自由に遊ぶ中で、挑戦する意義、言葉を使いこなす力や、想像力、友情・思いやりと感謝する等の望ましい特性が育まれことです。

・現代の遊びは、群れになって「あそび」をしない…原っぱや空き地がない。公園などが危険。
一人遊び…テレビ・ゲーム・漫画。「群れになっても自分で個人のゲーム機で楽しんでいる」

・昔遊び……遊び方でルールや約束を教えることが大切です。
集団で遊ぶ、仲間と連帯意識を養う。… サッカーピンポン、ドッジボール、バレーボール、手打ち野球、縄跳び、ゴム飛び、馬飛び、跳び箱等。
個人で遊ぶ、自己の技能向上、忍耐力、継続力、褒められて励む努力… 一輪車、竹馬、駒まわし、おはじき、あや取り、けんだま、メンコ、お手玉、ビー玉、缶蹴り、たが回し、缶ポックリ、石蹴り、凧上げ(各種あり)、羽根つき、竹とんぼ等。
 遊びの範囲は、自然が相手で無限である。その体験から将来性が芽生える。生涯スポーツに発展する可能性があります。人生の「生きる力」を学ぶ生涯学習実践活動を期待できます。

◆実技と体験(指導状況
今日の体験は……お手玉、ビー玉、駒まわし、おはじき、けんだま、竹とんぼ。

★本日の研修会が、参加者のご協力で大変ご楽しく出来ましたことに感謝とお礼を申し上げます。